わったん

ウォールフラワーのわったんのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
3.9
華々しく生きる人ではなく、そっと生きる人へ。 #wacci の名曲でもある「 #wallflower 」の意味は、壁の花のように、ダンスパーティーで誰からも誘われず、いつまでも壁にいるような1人ぼっちの人の事。いじめや家庭内暴力、同性愛など様々な苦悩を抱えた、僕の大好きな誰かに共感できる群像劇と青春と悩みが詰まった素晴らしい作品でした。
主人公も苦悩を抱えるが、理由を露骨な表現を避けたせいで、なんとなく見てしまうと「つまりどうゆうこと?」と伝わらなくなってしまう。流れが現実か妄想かもこんがらがるのでそこが惜しかった。アメリカ特有の習慣もあるので理解しにくいですが、自身の青春をフラッシュバックできると思います。それが苦悩の方だと、この作品は正直きついかもしれません。でも実際の小説タイトルは「wallflowerの人に訪れる かけがえのない出会い」のような意味なので、最後まで観て欲しいです。
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