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スノーピアサーのMTRLBのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
4.5
2014年に地球温暖化を防ごうと78ヵ国がCW-7と呼ばれる薬品を散布するも、結果、深い雪に覆われ氷河期が到来してしまう。

それから17年後にかろうじて生き延びた人々は、『スノーピアサー』と呼ばれる列車の中で暮らすことになる。その列車は、上流階級が前方車両に、貧しい人々は後方車両に追いやられていた。列車暮らしではないけど、『タイム』って映画や『アップサイドダウン』って映画も上流階級と貧しい人で住む場所が分けられてたよね。見ながらちょっと思い出しちゃった。こう言う映画って、上流階級が暮らす場所へ行くに連れ、本当に想像以上のすごいリッチな空間が広がってたりするよね。この映画も列車の中とはいえ、例外ではなかった。後方車両は真っ暗い場所だったのに、上流階級が暮らす車両は温泉から美容、ファッション、水族館バリの水槽にお寿司、クラブ、学校、もうありとあらゆるものが列車の中に詰め込まれていた。次は何が出てきて、どんな人がいるのかにこの映画も例外なくワクワク出来た。

ストーリーも最後にビックリするまさかの展開も待っていた。ただ終わり方はちょっと物足りなかったかも。謎を残してとかではないので、モヤモヤするラストではないが、これからどうするの?系。まぁよくある終わりと言えばよくある終わりだが。

2時間越えの映画だが、最後まで飽きずに観ることが出来た。粗を探せばストーリーに矛盾もあるが、飽きさせない演出やストーリー展開はすごく良かったと思う。

どんな人にもオススメ出来る映画だ。
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