Pnori

スノーピアサーのPnoriのネタバレレビュー・内容・結末

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

真面目な下克上ヒーロー映画だと思って観ていたが総理の女史が滑稽な演説を始めた時に、この映画のコンセプトが見えた気がした。遠い未来のハルマゲドンなんだから細かいことは事は気にしちゃダメなのね(笑)

そもそも最下層の住人は必要なのか疑問だったが、生態系維持の為の口減らし要員だという説明に、なんて効率的なんだと納得してしまった。自分の正義を信じて戦い、尊厳を持ったまま散れば無駄死にだとは思わないし秩序も保たれる。一石二鳥だね!とか思う上から目線の自分に震える(笑)

それはさておき…
先頭車両を目指して乗っ取ると豪語していたけれど、某銀河鉄道アニメのように一番の偉い人は既に人智を超えエンジンと同化してこの列車を統治している人工頭脳でした、なんてオチだったらこのままラストまで見続けるか否か迷ったところ。

ラストに近づくほど人間の業や罪深さを説説と聞かされて、なんだか気持ちが萎んでいく。
人類なんて滅びるべき?と、鬱になりかけた所でアダムとイブが残って終演。

後はご想像にお任せ。
返って来ないブーメランは何処へ?(笑)
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