いさましいちびのこなやぎ

スノーピアサーのいさましいちびのこなやぎのネタバレレビュー・内容・結末

スノーピアサー(2013年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

温暖化対策が失敗し氷に閉ざされた地球で、生き残ったのは狂気の鉄オタが「一生ここで暮らす!」と造った巨大列車の中の人類のみ。被支配的な生活を強いられる最後尾車両の人々は、最後の反乱から4年経ち、今回こそ先頭車両のエンジン部へ辿り着こうと画策するが……という、終末SFベースの密室下剋上スリラー。ストイックとすら思えるストーリー運びの冷徹さ、自在な緩急のつけ方に皮肉な結末、何気ないセリフのやり取りにひそむ意味、そして血しぶきなど笑、ポン・ジュノ的なところもそうでないところも存分に楽しみました。しかしハリウッド映画で手斧集団の乱闘が見れるとは思わなかったなー。
TTSSのコントロールことジョン・ハートが出ていたのは嬉しい驚き。作中でははっきり示されていませんが、娘の能力は透視とか予知視とかというよりすごく耳が良いとかなのかなと思って観ていましたが、どうでしょうか。