Ryoko

セッションズのRyokoのレビュー・感想・評価

セッションズ(2012年製作の映画)
4.5
全身麻痺の障害がある男性と彼にセックスセラピーを施す女性セラピストを描いた実話。
最近、障害について思うところがあり鑑賞したのだけど、この映画で描かれているのは、愛し愛される幸せについて。障害者とか健常者とかまったく関係なかった。気がついたら涙がぽろぽろ溢れてた。

肉体的にも精神的にもお互いに愛情を見せ合うときの幸福感って本当かけがえのないもの。シンプルなことだけど、こんな気持ちでいっぱいになった。
セックスシーンもまったくいやらしさがなく、人間としてごくごく自然の営みなんだと感じる。
セラピストのシェリルが愛をもって応えてくれたときのマークの幸せな表情が忘れられない。マークが愛されたのは、マークが人を愛したからだよ。
障害者とセックスをテーマにしながら重さはなく、心がすっきり浄化される映画です。
Ryoko

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