Ryoko

浮き雲のRyokoのレビュー・感想・評価

浮き雲(1996年製作の映画)
3.8
不況の煽りを受け失業した夫婦が再起を図るべく静かに奮闘する姿を描く。  
感情表現や台詞での気持ちの吐露が抑えられ、でも音楽はけっこう叙情的。北欧音楽が特に印象的。音色が独特でどんな楽器を使っているのだろう)。
フィンランド特有なのかこの監督の表現方法なのかコミュニケーションが唐突に開始されるのが印象的。最小限のコミュニケーションだけど絆は確かに感じる。
興味深くてフィンランドについて少し調べてしまったのだけど、確かな社会福祉のもと物質的に豊かかどうかで幸福度が左右されない、堅実で自由なお国柄なようで。
ときどき北欧文化を感じるのはメンタルに良さそうです。
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