すっかり勘違いしてしまったが、片一方が車いすの相棒ものということであのフランス映画の英国版リメイクかと思い込んでいたら、そのフランス映画は「最強（さいきょう）のふたり」だったよ・・・
※「最高のふたり」でググるとなぜか「最強のふたり」がズラッと並ぶので「最高のふたり イギリス映画」で検索
というわけでこの「最高のふたり」ではあるが原題がＳｕｍｍｅｒで邦題と全然違うし、パッケージと邦題で熱い友情物語がイメージされるも、それもまた違う。
要は冴えない人生を送ってきた元不良の感傷的な回顧録といった感じ。
で、その不良っぷりが本当のクズ丸出しで共感しようがないのが痛い点であり、そのせいで主役が悔恨的に過去を振り返っても、そして友人が哀れな死を迎えても全く心に響かないという困った状態。
最後はとってつけたような「明るい希望」を抱かせる演出となっていたのは、あざといとはいえ後味の悪さを多少は払しょくする効果はあったかもしれない。
映像の質感と景観は良かったと思う。
