セガール幹事長代理

言の葉の庭のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

言の葉の庭(2013年製作の映画)
2.0
脚フェチ高校生とメンヘラ女教師のラブストーリー。

しょっぱなから主人公の男子高生が「空のにおいを連れてきてくれる雨が好きだ」みたいなことを口走って、これはワシには合わんなって予感がしたんですが、予感は予感通りでした。

なんていうんでしょう。童貞の高校生はこんなに賢いこと、言えないんですよ。知能ゼロなんですよ。
この男の子の生き方・考え方が美しすぎるせいか、観終わった後の感覚が青汁のシーエムロングverとダブります。
恋はスリルショックサスペンス世代からすると、どうにもパンチが足りません。

私の周りには音楽室のマラカス分解して喜んでたり、男性器に熱湯をかければサイズアップするって都市伝説を信じて病院送りになったり、そんなのしか居なかったから現実味ゼロ。

強いて言えば、湿度高めの日に女の靴脱がせて足のサイズ測るシーンは変態度高めでしたね。
あんなもん蒸れてすんごいんだから。
むせかえるんだから。
女を綺麗に描くことに生命かけてる新海だが、そういう性癖もあるんだって思った。
あんまカッコつけんなよって思った。

あと仕事のストレスでアル依になった女が、若い男と仲良くなって一歩前に進めた、みたいな流れはよかった。
くたびれてハゲ散らかったおっさんがJKリフレやP活にハマる気持ち、理解できた。
どんなにすました顔しててもその辺の感覚は男女共通なんでしょう。



東京に理由のない憧れを持つ人におすすめ。