オヨヨ

情愛と友情のオヨヨのネタバレレビュー・内容・結末

情愛と友情(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公チャールズの目を通して描かれる貴族の家族の人々の生き方。
家族が敬虔なカトリックなのがポイント。

チャールズがマシュー・グード。
チャールズの友人で貴族のお坊ちゃまのセバスチャンがベン・ウィショー。
一夏一緒に過ごすセバスチャンの妹ジュリアがヘイリー・アトウェル。ヘイリーは骨格太めでエラ張ったお顔なので細身のマシューとの相性が悪かった様な…

時代的に好きだし、お屋敷のブライズヘッド(実在のお屋敷、カースル・ハワード)がとにかくとにかく素晴らしい!
初めて訪れたチャールズとお屋敷のシーンを観れたのが一番の収穫かも。

セバスチャンはゲイなのだが、反発しながらも、次第に追い詰められていくのが辛くなる。学生時代のセバスチャンはキラキラなのに次第に病んでいく…ベン・ウィショー流石です。

母の追い詰め方とか、父の最期のシーンを見ていると宗教って、本当に人を救うものなのかなぁという感想。

母役はエマ・トンプソン。子ども達を愛してたかもしれないが、母性愛のオバケのようで家に縛りつける。妙に説得力あるのはお見事。
フェリシティ・ジョーンズが影の薄いもう1人の妹。愛らしくて良かった。

チャールズが戦時中にお屋敷を訪れるシーンを見て彼の野心をうっすら感じてちょっとゾクゾクした。
邦題で敬遠してた私としては、やっぱタイトルは直訳が良かったのでは?
オヨヨ

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