ヘソの曲り角

ヒットマンズ・レクイエムのヘソの曲り角のレビュー・感想・評価

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)
3.5
おもしれーけど終盤の回収ありきだな。途中まではかなり好きだったんだけどクライマックスでどんどん大味になっていって残念だった。ブレンダン・グリーソンとコリン・ファレルは最高。文化人とボンクラのコンビ。ほぼイニシェリン島の精霊だけどこっちの方が露悪的ではない。ジョーダン・プレンティスもいい。レイフ・ファインズ怖すぎ。

出てくる人間が尽く差別的で落ち込んだ。そうならないよう気をつけてるけどきっと自分もこんなんに見えてるんだろうなと。それがこの映画のいいところ。

イギリスの殺し屋ものってちゃんと組織化されてて謎に厳格なルールあって面白い。プロット自体は北野武っぽくて(監督本人も影響を認めている)良かった。殺し屋の旅行。