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ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリーのmrhsのレビュー・感想・評価

4.0
ポルノ映画風の邦題とあまりに乖離のある地味だけど良い映画。

地味といいつつ、結構映像は派手で、同郷のキェシロフスキの影響は拭いがたく、この場面は『デカローグ』のここで、この場面は『終わりなしの』のここで…みたいな指摘ならいくらでも出来るが、だから悪いということではないし(むしろ好印象)、そこからはみ出す部分も少なくない。

よく動くカメラはミヒャエル・ハネケとは対照的で、例えばそのハネケの影響下にある『ロブスター』とか『フレンチアルプスで起きたこと』の監督よりよほど可能性を感じた。
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