風来坊

クリーンスキン 許されざる敵の風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
イギリスを舞台に、ひとりの青年がテロリストに堕ちる姿と彼のテロ計画を防ごうとする政府の秘密諜報員の攻防を描いたサスペンスアクション。

アクションを期待しましたが、サスペンス色の方が強い映画でしたね。テロリスト側にもスポットを当てていてちょっと変わった映画という印象。変わった描き方をしている分、「これは捻った映画だろうな」とこっちも構えてしまい先読みしてしまうから結末を知っても驚きは無かったです。

普通の青年がテロリストに堕ちるには理由があるみたいな事を描きたかったのだと思いますが、その割には理由について時間を割いた割にはあっさりで納得出来るような物では無かったです。

主人公を演じたショーン・ビーンが渋さと哀愁全開で地味な物語を引っ張っていました。
派手さが無いので個人的には物足りなさを感じますが、よく練られたサスペンス作だと思います。
風来坊

風来坊