Pnori

コレクターのPnoriのネタバレレビュー・内容・結末

コレクター(2012年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

娼婦連続誘拐事件を巡るサスペンススリラー
ラスト以外、展開はヒネリもなく至って普通(笑)

「胸元の開いた服、厚化粧…まさに娼婦だ」
色々と仕出かした自分の娘に対してそう言いい切った刑事の父親が潔い(笑)
可笑しくて飲んでたお茶を吹き出しそうになるのを堪える。どうしょうもないバカ娘にぶつけた怒りなんだね。気持ちはわかるよ。

登場する女性の扱いが酷いので、観ていて余り気持ちの良い映画ではない。スリラーなんだからこんなものと観られる人と不快に感じる人とが分かれるかも。

最後の最後にどんでん返し。
サラッと観られるサスペンススリラーだと思って気軽に観てたからちょっとびっくり。
なに?そっちが⁈(笑)

で、どんでん返しに力を注ぎ込み、どうだ!とドヤ顔をキメたらもう細かい後始末は適当でいいっしょ〜と、床のそこかしこに転がっている面々は放りっぱなしでエンディングへ(笑)

彼らがどうなったかのエピソードはあっても無くても構いませんが、こうバッサリ切られると気になるもので(笑)

あと30分続きがありそうな終わり方だったけど、ダラダラやらず後は想像にお任せしますラスト。
それがいい感じで余韻が残ったと感じるか、モヤモヤするかはそこも分かれるところだね。

観終わった後、どんでん返しの衝撃よりも刑事の家族の行末が心配に。
大黒柱は殉職、母は専業主婦、育ち盛りの幼い弟。娘は身重でシングルマザーになりそうだし。遺族年金ちゃんと出るのかしら?と変な余韻が残る映画でした(笑)
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