まぬ子

危険なプロットのまぬ子のレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
4.8
この作品でフランソワ・オゾンにすっかり魅了されちゃった。
とんでもない鬼才を知ってしまった喜びたるや。

怪しくて、美しくて、どこまでも落ち着かない映画でだいすき。
危険で怪しいクロードの美少年っぷりもたまらないのだけど、彼の一挙手一投足すべてに意味があるように思えてしまう。
彼が小説の最後に綴る「à suivre…(続く…)」というフランス語がなにより美しい。

それから、視線を感じる映画だとおもう。
画面にクロードが写っていないと、なんだかどこからかクロードに覗かれてるような、それとも、自分がクロードとなり、覗いているような。そんな覗き見映画。
まぬ子

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