ちろる

秘密のラジオ・ガールのちろるのレビュー・感想・評価

秘密のラジオ・ガール(2012年製作の映画)
3.7
自分の部屋からこっそりネットラジオを配信し続けるラジオレベルの正体は、実は人の目を見ると硬直してしまうほどのシャイな女の子タラ。

みんな、学校中のみんながラジオガールに憧れて、シアトル中の高校生が彼女に触発されていく。
大好きな彼も、この謎のラジオガールに夢中で、言いたい!私がラジオガールだってでもできない。

マイクを前にすると、人が180℃変わったように饒舌になるタラ。
誰も見てないから、思う存分心の内をしゃべることができる。
でも、ラジオ局と契約してプロとして認められたあたりから、人目を気にしてばかりいて、誰も気に留めないような地味なシャイガールのタラが、実生活でも段々と言いたい

[親友以上]のオードリーの存在もとっても愛おしい。

プロムクイーンのティアラを被る事を夢見る、学園の女王様ステイシーのキャラクターも、なんか他の学園ものとは違う。
ちょっと寂しい、子供っぽい女王様が哀れに見えて、ラストの恩赦もなんか納得。

アメリカの学園ものって相変わらずプロムに命懸けってのが多くて、この熱狂ぶりはやっぱり理解できないんだけど、
だれがクィーンやキングかが大切じゃない。
学園みんながクィーンでキングだっていう優しいメッセージは後味も良く、優しい余韻に包まれるラストに笑顔になりました。
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