豚肉丸

親密さの豚肉丸のレビュー・感想・評価

親密さ(2012年製作の映画)
5.0
演劇を制作するお話

再鑑賞。
何もかもが最高すぎてビビる。
演劇制作を進める恋人を徹底したリアリズム調で映しながらも突然「戦争」という嘘すぎるフィクションを絡ませて会話と暴力について思索した前半と実際に演劇を上演する後半の二部構成の時点で勝利しているようなものだけれども、映画自体も4時間全てが力強くてビビるしかない。ここまで完璧なセリフとショットと編集の連続を見せつけられたら恐れ慄く...
言葉の伝わらなさが会話によって、詩によって昇華される物語が何よりも気持ち良く、結局最後には言葉を超越した運動により主人公二人の関係が結実する瞬間が本当に最高という他ない。
大傑作!
豚肉丸

豚肉丸