あっ！毒生物に指突っ込む修行！！
親王をその武術で救い出したことで出世の堅い凄腕武人スー。しかし、その立場をサラッと義兄ユアンに譲り、武道を極めるべく帰省することに。数年経ち、仲睦まじいスー家に長官となった兄貴が帰ってきたぞ！でも兄貴の目的は御礼参り！妻子は攫われ、他は皆殺しへ…。
刺客を追い辿り着いた先で、すっかり邪道へ堕ちた兄貴の”五毒邪拳”なる殺人拳に敗北したスー。命からがら逃げ延びた先で、謎の仙人と出会うことになる…みたいな。
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『酔拳』探してたら胡散臭い目でこっちを見てた謎の酔拳です。ただし本作、目立たないながらも監督は完全にまともなカンフー畑の方ということもあり、本当にちゃんとバシバシキレキレのアクション映画！
お話は、復讐が復讐を呼ぶ因縁バトルとそこに至るまでの仙人との修行がメイン。殺人拳で堕ちたユアン父をスー父が討伐、その息子ユアンとユアン妹を保護。これを育て上げ、スーとユアン妹が結婚。スーとユアンは兄弟のように育ちつつも、ユアンは復讐を忘れていなかった…。
…という中々に複雑な家庭環境モノなんですけど、この因縁部分は口上にしか無く、ユアンの何とも言えぬ感情表現も一瞬だけなので、結構急にユアンがキレて見えます。彼、殺人拳の修行でめちゃめちゃ毒取り込むんですが、どんどん肌色が浅黒くなっていくの好き。何故か肌に鎧を縫い付けてるしやべぇよこの兄貴。おもしれー兄貴。
実は本作、この兄弟対決は前編。馴染みの酔拳に関しては40分ほどの小さい後編でようやく披露されます。そのため物足りなく…無い！”極悪白人殺人レスラー軍団vs酔拳”というストリートファイター過ぎる絵面が一生見れるので、尺の少なさの割りに異常に濃厚。ドーピングもする
若干前編の修行が冗長だったのと、前編のワイヤーの多さが気になりましたが、普通に楽しかったと思います！
個人的に気に入ったのは、蛇溜まってる井戸底に落ちないように井戸の中の壁で戦うとこ、拘束箱詰め埋められ奥さんのえっちさです。
