漫画は昔ちょっと読んであんまりピンとこなかったけど実写にすると面白い。というか実写に落とし込むのがめっちゃうまい。ユーモアとシュールと違和感と不条理とグロテスクのバランス、塩梅がめっちゃうまい。CGの使い方もうまい。ある街の群像としてまとめてるのもうまい。ちょっと松本人志みもある。“伏線”を気取ってる場合だとアホくさいだけの時間軸シャッフルも不安や気味悪さの材料にうまく生かされてる。いわゆるジャンプスケアもただびっくりさせるだけのジャンプスケアじゃなくて「このタイミングでこの位置にバーンて出てきたら気持ち悪いよなおぞましいよな」ってところを狙った演出になってるからびっくりしつつもちゃんとぞっとする、良きジャンプスケアになってる。