一見するとパニック映画だけど
物語の主体はそこにないように思う。
原題は「Gravity」
そう、重力を物語った映画なのです。
重力とは・・・
地球上で物体が地面に近寄っていく現象や、それを引き起こすとされる「力」を呼ぶための呼称[1]。人々が日々、物を持った時に感じているいわゆる「重さ」を作り出す原因のこと。
物体が他の物体に引きよせられる現象の呼称。および(その現象は《力》が引き起こしていると見なす場合の)その「力」に対する呼称。
重力とは、その物体の質量によって生じる時空の歪みが他の物体を引き寄せる作用のこと。
(Wikipediaより)
登場人物はライアン(サンドラ)と
マット(クルーニー)のみ。
といっても序盤直ぐにぼっち映画になってしまう。
宇宙で一人取り残されてしまうライアンが
数少ないマットとのやり取りから導き出されるひとつの重力に圧巻。
上で挙げたように
マットの行動によって生還する勇気と希望を導き出され。
亡き娘の存在に呼応するように生に執着する姿が胸を打つ。
娘が居たことの「重さ」
マットが分け与えてくれた生還するチャンスという「重さ」
そこから得た「力」が導き出す感動
再鑑賞ながらこれは劇場で観るべき作品だと只々後悔の念がよぎる。