カラン

処女ゲバゲバのカランのレビュー・感想・評価

処女ゲバゲバ(1969年製作の映画)
3.5
駆け落ちしようとした男女が、ボスの手下に拉致されて、車で人のいない平野に連れてこられ、裸にされて、十字架にかけられ、やって、走り回って、殺して。


十字架にかけられる女は、脇毛はあってよかったかもしれないが、死んだあとひくひく動く。役者は動きたくないし、撮影側は動いてほしくないのだろうが、動く。だったら死んでない話にすればいいのに。十字架上の復活とかさ。撮影班の技術的なレベルが低いがゆえにできない撮影をしようとする映画というのは、今でもある。概念で映画を観る人が、こういう技術の不足を看過してこのような映画を深い映画だとするのだろう。

地平線は真ん中が多かっただろうか。『フェイブルマンズ』を観ていらい、つまらないと思うと、つい、地平線のことを考えてしまう。しかし、あまり妥当な観察ではない気もする。スピルバーグがね。その映画は素晴らしいけどさ。




レンタルDVD。55円宅配GEO、18分の6。
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