ラグナロクの足音

タイニー・ファニチャーのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)
3.2
いまやNYのフェミニスト代表みたいになってるGIRLSの監督レナ・ダナムの超私的な作品。母ちゃん役も妹役もみんな本人役という徹底さ。大学卒業後、とくに進路のイメージもないモラトリアムな時期の女性を自らの体験に擬えて描き出した。NYでは20代で独り立ちしているひとなんて殆どいないというセリフから彼女彼らの大変さを察する。ちょっとしたニューヨーカーならではの台詞がすごい自然。やはり原体験に勝るフィクションはないね。
ラグナロクの足音

ラグナロクの足音