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ワイルド・スピードX2のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)
4.0
マイアミ。警官の職を失ったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、ストリート・カー・レースで勝利して賞金を手にする。その直後、一斉取締まりで逮捕。しかしそれは、ブライアンを再び囮捜査の任務に就かせようとする警察の意図によるものだった。今回の標的は、貿易商という表の顔を持ちながら、実は国際的なマネー・ロンダリング組織のボスであるカーター(コール・ハウザー)。ブライアンは幼なじみの前科者、ピアース(タイリース)を相棒に指名。ピアースは、捜査が成功すれば前科記録を抹消するという約束で、協力を承諾する。やがて二人は、首尾よくカーターのドライバーとして雇われる。カーターの愛人を演じている囮捜査官のモニカ(エヴァ・メンデス)も加わり、ついに、汚れた金を運ぶ命令がカーターから下った。しかし連邦警察と同様、カーターの組織摘発を狙っていた地元の警察が、実行犯と誤解してブライアンとピアースの追撃を始める。だが二人はみごとに地元の警察をかわし、カーターを逮捕に追い込む。しかもちゃっかり、汚れた金をいくらかくすねているのだった。
「ワイルドスピード」シリーズ第2作。今回は、おとり捜査もののセオリーに則って、ドラッグ密売の裏金を企むギャングとのギャングからの疑いの目をかわしながらの駆け引きなどのサスペンスがメインなので、前作より奇想天外なチューンアップされたスーパーカー同士のカーチェイスは少なめだが、クライマックスの金を積んで高跳びしようとするボートにブライアンが突っ込むカースタントは燃える。
ヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスの不在が、惜しい1作。
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