トランスマスター

あの頃、君を追いかけたのトランスマスターのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
1.0
#88 フィッシャーズの青春群像劇

1994年の台湾が舞台
高校の馬鹿軍団が先生からお目付け役を頼まれた優等生の美少女に反発しながらも青春の日々を送る日本の漫画のようなストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・親日台湾らしく授業中に読んでいる漫画が『聖闘士星矢』だったり、好きな女の子に『天下一武道会』での勇士を見せたり日本のサブカルチャーが散見されます。
・美人優等生のポニーテール姿は最強。
制服もシャツに名前やクラス番号など刺繍してありスカートがタイトスカートなのも日本と違った文化が垣間見えて良かったです。
・チアイーに教科書を貸してあげて先生から罰を受ける主人公は昭和の理想のヒーロー像。まさに『あばれはっちゃく』です。

◆改善点
・裸族親子の食事風景や授業中のせ○ずり対決など体を張っている割には笑いが取れていない点が残念。

◆総括
・【邦画】が苦手な方は厳しいかもしれません。
チアイー側の女の子の友達が主人公たちと同じ位の人数比率だともっと恋愛ドラマが起こり盛り上がるんですが、突き抜けた紅一点がモテモテ無双で男共の寵愛を一手に引き受ける設定は『幽玄道士』のテンテンがスイカ頭・チビクロ・チビトラなどからモテまくるのと同じ台湾映画の伝統手法は健在でした。

-2020年 88本目-