新しき世界のもろっこのネタバレレビュー・内容・結末

ファン･ジョンミン好きだな〜〜！！！
ストーリーは終始抑え目の演出で景気のいいド派手なアクションとかは無く、コンクリ詰めや角材やドスの乱闘などヤクザ作品あるあるをしっかり押さえながらも全体的には品の良いノワール映画に仕上がっている。

チョン･チョンと敵対しているジュングもただの憎たらしい悪役というだけでなくどこか愛嬌があり、最期のシーンは逃れられぬ死の運命を前にしてなお悠然と煙草を吸う姿には｢惜しい｣という感情さえ生まれた。

映画のラストシーン、6年前。ジャソンの思わず出たというようなくしゃりとした笑顔に“兄弟”の絆を感じ、物悲しくもどこか清涼感のある余韻が残る。

あ、あとチョン･チョン兄貴、遺影の写真がめちゃくちゃ良い。素敵。