大富豪ヴァルガスに雇われた探検隊が南米のジャングルで伝説の剣を棺から取り出すがそれによって人喰い植物マンドレイクを目覚めさせてしまう。更に怒りに燃える原住民も襲撃してきて…というストーリー。
LIONSGATEが放つ「UMA」シリーズの第二弾として制作されたモンスター・ホラーです。マンドレイクといえば「ハリー・ポッター」にも登場した根っこが人の形をしていて引き抜くと絶叫してその叫びを聞いたら死ぬという植物ですが、今作では蔓や木々が合わさって巨大な人の形をしているという「マンシング」のような怪物で悲鳴を上げることもないですし、それで人を死に至らしめる事もないです。攻撃方法は蔓で人を串刺しにしたり、蔓でぐるぐる巻きにして引きちぎったりします。サブタイトルの様に人を食うシーンはないですね。
物語はマンドレイクを眠りにつかせていた短剣を抜いたためにマンドレイクに襲われることになった探検隊と怒って彼らを襲う原住民、短剣の調査を依頼した大富豪も乗り込んできて四つ巴の戦いが繰り広げられます。マンドレイクよりも原住民の襲ってくる割合の方が多かった印象ですね。調査隊のキャンプ襲撃するシーンとかは食人族物っぽい感じもありましたね。まあ、原住民の方々もマンドレイクに襲われるわけですからそりゃ怒りますわな。大富豪ヴァルガスは思ったほど暴れなかったな。最後に登場したのはご都合主義の極みな感じで笑っちゃいました。
ガイドのサンティエゴは短剣にルビーがついてるの知った時に顔色変わったので何かやらかしてくれるかと思いましたが、そんな事もなく言ってることも終始まともでしたね。でも結構ひどい目にあって可哀想。ヒロイン役で「SAW」シリーズのジグソウの妻役だったベッツィ・ラッセルが出演しています。
最後の決着は腰砕けな感じでしたね。アレだけ殺し合ってたのに最後握手して終わるのかよ(笑)
モンスターものとしては可もなく不可もなくな感じですね。暇潰しにはなると思いますよ。