kumada

トランス・ワールドのkumadaのレビュー・感想・評価

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.6
まさかSFになるとは思いもしませんでした。最初は純文学風の不条理な物語になるのかしらと思っていたら、その不条理さは、異なる時間軸にいる3人を同じ時空間に配置することで理解できてしまうというお話です。序盤の伏線が見事に回収されていく様は気持ち良いですね。結局、トムだけが存在しないことになります。一番活躍したのに(この役者さん随分と男前やなあと思ったらクリント・イーストウッドの息子さんでした)。物語冒頭のお店にある金庫が不条理劇の入り口です。
kumada

kumada