画面に派手さはないけど、脚本と役者の演技がしっかりしているので最後まで気を逸らされることがなかった。
序盤から状況が分からないまま話が進んでいくのだが、見ていてる側のその落ち着かない心情が、画面の地味目な女性が人気のない山小屋に突然迷い込み不安に駆られている心情に自然とシンクロしていく。この時点でもう作品に引き込まれている。
山小屋に見ず知らずの男女が1人ずつ合流していくが、助け合って状況が好転するのかと思いきやそうもならない。不安が続くなか山小屋に4人目の人物が現れたところで大きく話が転換され、見事に伏線を回収していく。
なかなか面白かった。
