「愛なのに」に続いて城定秀夫氏と今泉力哉氏とのタッグ作品を鑑賞。低予算なのは見ていて分かるが、日常のなかに独特の味わいが溢れ出ている。
離婚が秒読みと思われる状況下で、夫婦が見せるお互いの不倫相手との駆け引きがシニカルながらどこか現実味があって、「隣は何をする人ぞ」とばかりに覗き見するような感覚で見入ってしまった。
人間たちのいざこざとは関係なく、猫ちゃんたちはやっぱり変わらず愛らしくて心が和む。
最後の4人揃ってのシーンは状況からしたらかなりの修羅場のはずなのに、結構サラッと流れていて何だかほのぼのしくもあり、思わずシチュエーションコントかと突っ込みを入れたくなった。
狭い世界での展開ながらまあまあ楽しめたけど、スコアはそこまで伸びず。