Yukenzさんの映画レビュー・感想・評価

Yukenz

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

filmarksの評価が高くて以前から少し気になっていたのだが、残念ながらあまり刺さらなかった。
池松壮亮の言い回しが甘ったるくて身のこなしもしなやかで、女性にモテそうだなーと思ったものの、伊藤沙莉に
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.9

明らかに前編より重たいストーリーで、上手くいかない人生への苦悩と葛藤がズシリとのしかかってくる。序盤は見ていてしんどかった…

末永と大村の対戦前のトレーニングの様子がメチャ熱い。ホントのボクサーのよ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

こじらせ系女子・ヨシカ役に松岡茉優をキャスティングしたセンスがとても👌。作品全体を通して彼女の圧巻の独壇場。色んな役をこなせるいい女優さんだなと改めて認識。これからも、もっともっとチャレンジングな役を>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

「愛なのに」に続いて城定秀夫氏と今泉力哉氏とのタッグ作品を鑑賞。低予算なのは見ていて分かるが、日常のなかに独特の味わいが溢れ出ている。

離婚が秒読みと思われる状況下で、夫婦が見せるお互いの不倫相手と
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.9

以前から森山未來はかなり気になる俳優で、彼の出演作を見るのが楽しみになっている。
演技力だけでなく、改めて彼の身体能力の高さには驚かされる。勝地涼も北村匠海もこの作品の為に相当な厳しいトレーニングを積
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

本作は城定秀夫氏が監督、今泉力哉氏が脚本を担当しているということで、以前から見たいリストに入れていたところ、アラプラで見放題になっていると知り視聴。

多田(瀬戸康史)に突然訪れる2人の女性からのアプ
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

ささやかな幸せを感じることで日々を過ごすことができる。そんなことをこの作品からも感じ取ることが出来たように思う。
深く共感するとか、大爆笑するようなシーンはなかったが、自然豊かな地方の小さなコミュニテ
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.6

往年の名俳優たちが、キャリアをリタイアした後の秘密工作員たちを演じるブッとびアクション作品。

出演陣の平均年齢が高い!!その存在感は健在で、シリアスすぎず分かりやすい展開もちょうどいい塩梅に仕上がっ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

ソウル世界の色使いが柔らかく、キャラクターのタッチも可愛らしくて一見ソフトな印象だが、ストーリーはかなり奥深い大人向けの作品だった。小さい子供には内容が難しくて理解が困難だと思われるので留意。

人生
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.0

身近な人の肉体が亡びるというのは残された近親者にとっては相当なダメージになるのだと思う。特に両親にとっての我が子となればその思いは絶望的だろう。自分より早く逝ってしまうのは自然の摂理に適わないのに、か>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

2.9

「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督の最新作とあって結構期待していたのだが、残念ながらこの世界観に全く馴染めなかった。自分がいい歳のオッサンだからなのか。見ていてとっても退屈な時間と感じてしまった>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.7

小中学校の道徳の時間に取り上げてもいいような分かりやすい内容で、休日の午前中に心のリフレッシュとしてまったり鑑賞できた。

相手を思いやる気持ちと、ここぞという際の思い切った大胆な行動が大事だと教えて
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

言わずと知れた巨匠スティーヴン・スピルバーグの自叙伝といわれる作品。
幼い頃からフィルムカメラに夢中になり、仲間を集めて短編映画を自主制作するなど名監督としての片鱗が窺える。

母親があまりにも自由奔
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.7

アマプラの見放題がもうすぐ終了とのことで、急かされるように再生ボタンを押してしまった。
男女の友情は成立するかという定番のテーマ。1時間40分ちょっとというのも見やすいポイント。

前提として、イギリ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

ポップで軽快な作風なのでとっつきやすいけど、あんなにポンポンと人を殺めちゃいけないでしょ。良い子が真似したらどうすんのよ(笑)と心配したけど、さすがにPG12だった。(まぁ日本じゃ真似出来ないだろうけ>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

この映画化が難しいであろうテーマに敢えて光を当てた三宅唱監督の感性と、16ミリフィルムを使用してどこかノスタルジックな作品に仕上げた彼のセンスの良さが際立つ。荒川の土手の引き画は3年B組金八先生のファ>>続きを読む

きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

インドの大学入試って、100万人が受けて1万人しか合格しないの??
気になって調べたら、有名な工科大学は確かにそうだった。さすが人口14億人超の大国だけはあるが、合格率が僅か1%ってどうなのよ…入試の
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STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・J・フォックスは、私が小学生の頃から既にテレビドラマ「ファミリー・タイズ」で人気を博していた俳優だった。更に大人気映画バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズなど多くの映画で主演を張って話題を>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.0

前作の伏線がしっかり回収された。
序盤は先代バーフバリとデーヴァセーナとのロマンスを中心に回顧される。そして何故2代目バーフバリが国を去らねばならなくなったのかも明らかに。

ストーリーは分かりやすい
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.9

夏・秋編の続き。冬は冬で沢山の美味しそうな料理が出てくる。「寒いと困るけど、寒くないと出来ないものもある」「寒さも大切な調味料のひとつ」とは上手く言ったものだ。

薪ストーブには憧れる。寒い田舎町では
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

今までに見たことがない感覚のジャンル映画。ドキュメンタリーでもなく、人間ドラマという程の濃厚なストーリーが詰め込まれている訳でもない。

東北の緑豊かなとある田舎町を舞台に、決してやさしくない環境なが
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

filmarksのティーチイン付き試写会にて。原作は未読だが、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ氏の作品なので期待大と思っていた。

この映画は決して楽しく心踊るような作品ではないし、何なら導入部は結構見て
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

冒頭から重々しい空気を纏った顰めっ面の男が、どうやら主人公なんだなと分かるが、その理由が次第に判明していく。
韓国最大の暴力団組織に潜入捜査している警察官には気が休まる時がない。

この設定の中で、暴
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.0

以前に見たインド映画のRRRがかなり良かったので、同じ監督の前作を見たくなった。見るならやっぱり<完全版>だろうと思い本作をチョイス。

どれ程のエキストラを集めたのだろうか、もんのすごくお金をかけた
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.9

脚本が秀逸過ぎ!
モト冬樹が主演なのでコメディ満載のはなしなのかと思いきや、序盤は何かが起きそうでなかなか起きない静かに焦れた意外な展開。
何組かのカップルたちのとある日常風景を綴っていく群像劇なのか
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.9

作品の設定も登場人物たちのキャラもストーリー展開も自分の好みで、所々で鳥肌が立つような想いで見入ってしまい、クロージングには不覚にも目頭が潤んでいた。
アメリカでベストセラーとなった小説が原作と知り大
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

新年ということもあり、「HELLO WORLD」
というこのタイトルを見て何となく気になった。前向き感があっていいじゃないか。

設定がデータ世界ということでやや分かりにくかったけど、この世界観は好き
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

5.0

あの興奮を今年のうちにしっかりと振り返っておこうと思い、年内最後の映画としてチョイス。

今見ても鳥肌が全身に走るシーンが多かった2023年大会。コロナ後初の開催というのもそうだが、世界一となった侍ジ
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.7

アマプラのオススメに初めて出てきてfilmarksの評価もなかなか良かったので、年の暮れにマッタリとコメディもいいかなと思い鑑賞。

これはアマプラから思わぬ掘り出し物を贈られたような感じ。
監督・脚
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エブリシング(2017年製作の映画)

3.5

何ともとんでもなストーリー…
中盤までは運命によって成就が叶わない悲劇のラブストーリーかと思いきや、その後の想定外のまさかの展開に呆然としてしまった。それって禁じ手じゃないの?というほどの振り幅で、そ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

仕事納めの今日、帰宅して食事後にのんびり映画を見ようと思い本作をチョイス。岡田准一と綾野剛のコンビによる日本版リメイクの評判もいいことからオリジナル版が気になっていた。

序盤からコ・ゴンス刑事(イ・
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.6

クリスマス・イブなのでクリスマス関連の作品を見てみた。
このテーマの映画で嫌な思いをすることはないだろうと思っていたが、そのとおり本作も安心して見ていられたし、夢があるのがよい。

でもサンタを純粋に
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

ジェニファー・ローレンスはやはり大した女優さんだと再確認。冒頭のバレエの演技もキレていたし、ロシア訛りの英語も様になっていたし、見た目もロシア人だった。(これはメークさんの手腕か)
身体を張った演技も
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クリスマス・カンパニー(2017年製作の映画)

3.5

これはお子さま向けというよりも、シニカル設定で大人向けのフランス版クリスマスムービー。

サンタが実は大人嫌いで更にはまさかの子供嫌いとは。それでもって子供たちにプレゼントを配ることに使命を感じている
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.6

以前から気になっていたけど、これは12月に見ないとと思い温めていた。
様々な人間模様が垣間見られ興味深い。それぞれに悩みを抱えながら生きているんだよね。

幸せは実は近くにあるということを忘れてしまい
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

そもそも光より速く走るのは可能なのか?というのはあるが、そこは置いといて。
タイムリープのフォーマットは斬新ではないものの、スーパーマン(?)やバットマンが別世界の設定というのは、それはそれで面白いし
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