なつこ

月の寵児たちのなつこのレビュー・感想・評価

月の寵児たち(1985年製作の映画)
3.4
3作目。
登場人物多すぎるって!!!笑
しかも「この人たちをメインで話が進行します」的な誘導もなく、バンバン人が増えるから、私の豆腐な脳みそは大混乱😂

色んなエピソードがそのうちひとつに纏まって……かと思ったら全部別々のままだしー!笑
なので余計に脳みそがついて行かない😇

ただ、とあるお皿が割れて捨てられて、別の人の手に渡っていく流れは分かりやすかった。
同じく裸婦の絵画が、最初は大きなキャンバスに描かれていたのに、盗まれる度にどんどん小さくなっていくのは、お皿より更にシュールで、切ないけど可笑しい。

でもお気に入りは2つの爆弾!笑った〜。
最初のは、熱湯風呂の「押すなよ押すなよ」的な匂いがプンプンしてたし、2つめのやつは、それ普通にダメでしょ?笑
笑っちゃいけないシーンな気がするのに、客席がドッと笑いに包まれましたw

あのアパートの人達がみんな助け合ってる感じが、すごく良かったな。
人も死んでるし事故や犯罪や暴力も描いてるのに、なぜだかネガティブな感情が湧いてこない不思議。
どんな状況でも、どこか可笑しみがある。
これがイオセリアーニの世界なのかしら。
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