ぱぷぽ

リアリティのダンスのぱぷぽのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
3.8
初ホドロフスキー監督
もう10年くらい『エル・トポ』も『ホーリー・マウンテン』も観たいのに廃盤だったり、配信が無かったりで観られていない…

なので今回初鑑賞なのですが、確かにシュールというか、パンチ凄かったです。
特にキャラクターのインパクトがすごい。
なかでもやっぱりママの存在感が半端じゃない。
まず無視できない巨乳、そして何故かずっとオペラ調で歌いながら話す一人ミュージカル。
後半に行けば行くほど要素が増えて手に負えない。
実際のお母さんも巨乳でオペラ歌手になりたかったらしいですが…

自伝映画らしいので、パパもあんな感じの人だったようです

自伝というところも含めてか、何となく寺山修司の『田園に死す』と雰囲気が似ていると思った。
どこかを具体的に言えといわれても困るのですが…
サーカスとか、ペストの黒服集団とかそんな雰囲気。
でも大量のイワシは何となく『ブリキの太鼓』も思い出す。

思い出すのはどれもこれもカルト映画…笑

でもストーリーは割と分かりやすくて家族の絆とか再生的な話だと思う。
まぁ多分ストーリー求めてみるタイプの映画ではないので、このぶっ飛んだ世界観を楽しめたもん勝ちの映画。
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