ShunHattori

リアリティのダンスのShunHattoriのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
4.5
アレハンドロ・ホドロフスキーにしか描けない家族の鎮魂歌。

この作品によって彼は85歳にしてエディプスコンプレックスを克服し、息子を自らの父親役に配役し映画の完成によって息子の自らへのエディプスコンプレックスをも解消してしまった。

色彩鮮やかで幻想的な130分は現実を変化させ、観ていた僕らは自らを振り返り、すでに全てを手にしていることに気付くんだろう。
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