てっちゃん

リアリティのダンスのてっちゃんのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
3.9
初ホドロフスキー。
一見するとカラフルでカオスな世界になんじゃこいつらのオンパレードでなんかよく分からんがいい話だなで終わるが、ホドロフスキーという人物を少しだけ勉強してみた甲斐もあり、彼の底無し沼に嵌る気配がひしひしとする。
自身の自伝的な内容だが、そこには着色がある。
過去をこのように形を塗り替えては自分の糧にしていくその考えが刺激的。
乳大きい母ちゃんのオペラ口調に、驚愕の荒治療に、父ちゃんとの確かな愛に、息子への愛を感じるのも刺激的。
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