じう

TRASHED ゴミ地球の代償のじうのネタバレレビュー・内容・結末

TRASHED ゴミ地球の代償(2012年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

宇宙から見た地球には人間が及ぼす影響も見当たらない理想の星に見える。
しかし近づいてみると人間の消費が招いた結果が見える。

中でも目に付くのがゴミ。 
自然は創造と破壊を繰り返して機能する。
自然が作った物は何でも壊れてはまた作られてきた。
だが我々の文明は創造するばかりで壊れないから不具合が生じる。

5カ国21カ所の有害廃棄物埋立地の調査で埋立地3キロ圏内の住民に対し先天性奇形や欠損症の子どもが生まれるリスクが高まっていることがわかった。

その埋め立てを減らすには燃やしてしまうのが一番のようで、焼却場はアメリカ190カ所、ドイツ53カ所、日本だけでも約469カ所あるという報告もある。
燃やせばダイオキシンが発生する。
焼却炉の煙突を見て煙は分散して薄まると考える人がいる。
だが自然の中で再集結する。

水銀は魚の中に集まる、草を食べる動物羊や豚や山羊、牛や鶏の中にもたまる。

ダイオキシンが体内に入ると除去できない。
女性は、出産によって除去できる。溜まったダイオキシンを、胎児に移して。
ベトナム戦争では枯葉剤が撒かれて、戦後40年経ってもベトナムに生まれてくる子どもたちに先天性異常の子が産まれ、ダイオキシンの影響が指摘されている。
頭部奇形、シャム双生児。目がない子や手足がない子が映ったが衝撃だった。
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