ヤマト

男たちの挽歌 IIのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 GUN(ガン)ばる漢たち 】
 仲間やプライドのために漢たちが頑張る。
 これでもかというほどGUNを用いて、血生臭い決闘を繰り広げる。ジョン・ウー監督が映し出す世界は、やっぱりおもしろい。

 ロンさんの最後まで頑張る生き様に勇気をもらう。絶望の連続の中、無理にでも食べ物を口に押し込む姿には、強い生命力を感じる。生きることは前提であり、食べることは生きることの前提なのだ。
 レスリー・チャンの悲劇だけは残念だった。それにしてもスターである。血生臭い決闘の中でもやっぱり爽やかだった。サッと戦闘に介入する姿は本当にカッコよかった。公衆電話での最期は、何度でも観れるし、もう観たくないという複雑な心境を抱いている。
 主役はチョウ・ユンファである。何が何でも強く生き抜く様に魂を揺さぶられる。ただ生きるというのではなく、“強く”生きるというのがポイントである。落ち込んでも、レールから外れても強引に我が道を歩む。作中のセリフでもあったが、何があっても結局は自分で何とかするしかないのだ。情熱的で、一匹狼的な哲学がたまらない。
 頑張って自分の力で歩む。なんだ実にシンプルな答えではないか。私はどこか清々しさを覚えた。勝つまで頑張って生きていこう。
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