ゆき

ある過去の行方のゆきのレビュー・感想・評価

ある過去の行方(2013年製作の映画)
3.8
過ぎたこと

最初のワンシーンでぐっと引き込まれた今作、子役が実に秀逸。
非があると自覚していることほど、気付かないうちに固執している。
この物語に出てくる人は皆そう、過去に固執していた。
じわじわと明かされていく秘めた思いと、期待する未来はなかなか交差せずくすぶっていく物語。
ミステリー要素よりもヒューマンドラマ強めの今作も、きっちり魅了されてしまいました。

×××
再婚するために、正式に離婚しようと元夫をパリに呼んだ女性。新たな未来が待っている家庭には不穏な空気が流れ、長女は再婚を反対していた。様々な真実が明らかになるほど、元夫と妻、そして再婚相手はそれぞれの過去にひきずられていく。
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