イケメン彼氏との婚約、幸せの絶頂だった29歳の主人公が、結婚式直前に振られて喪失感に苦しみながら愛を求め自分探しに大奔走する話。
寂しさを埋めようと元彼と共通の友人に言い寄り付き合うのかと思いきや、元彼からの再アプローチにも揺れ、挙句ナンパ男にも走っていき、元彼の新彼女にキレたり、ローラの行動がなかなかクレイジーでちょっ…と思いつつ結婚直前に振られて情緒不安定になってとにかく心の穴を埋めたいと焦る感じ、もしかしたらけっこうリアルな描写かもしれないと思った。
自分に自信がなく常に相手や他のことで頭がいっぱいだったローラの自分探し。しかも29歳っていう同年代だからこそ刺さるあれこれ。恋愛と結婚の間。もっと遊びたい、でも結婚したい、今失敗したら一巻の終わり的に悩める時期。そんな複雑な心境をうまく切り取っているなと感じた。
ルーク(元彼)の優柔不断さにはイライラするけど、前を向いて最後はバシッと決めてくれたローラはかっこよかったし、見ているこっちも救われた気分だった。あとローラを支える素敵な両親や友人の存在も良かったな。環境って大事。
