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キャプテン・フィリップスのterusukのレビュー・感想・評価

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
3.8
海賊側の緊張感が凄まじい。
あまりにも浅はかで短気。
そして追い詰められた者ゆえの張り詰めた糸が、今にも切れてしまいそうな、そんな危うさを見事に演じ切った。
この脚本、あまり細かいところまでは厳しくやらせるよりも、少しくらい逸脱しても許すくらいの寛容さでこのストレス下のハイテンションを表現しているように思う。
すなわち、多少台詞はかみ気味だったり間が食い気味になるところは多い。
これがまた、激しい手ブレともあいまって凄まじい緊張感を生んでいる。

トムハンクスは、流石にこの種の役どころは得意中の得意だ。
この人は、災難になったときに生き抜く役を本当によくやらされる。

この人の場合、海賊に殴られたり脅されたりしたとき、ホントに可哀想な感じになる。
マッチョな感じではないので。
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