ハドソン川の奇跡を観て、観たくなったので鑑賞。
正直…凄い映画です。今の自分の力量では言葉で表現するのが難しいですけど、率直に言うと。
リーダーとはどういうものかという観点で映画を選んたつもりだったんですが、正直、それだけではなかったです…。
もちろん、フィリップス艦長の迅速な判断、リーダーシップ、勇気ある行動、どれを取っても尊敬することばかりなのですが、この映画が伝えたい事は、それだけではない、やはり海賊側、つまりソマリアの国の社会、そして現状を伝える事がもう一つのメッセージだった様な気がします。
映画は、淡々と、非常にリアリティある映像で、実話を描いていっているんですが、特に注目すべきは、ソマリア側からの視点も描いてある点。
アメリカ側から見れば、ただの犯罪好意ですが、反対の視点から見れば生きるためにやっているだけ。そんな悲痛さも僕には伝わってきました。
特にラスト10分は色んな感情が込み上げてきて、圧巻でした。
映画としても良質で、何気ない日常が一瞬に非日常に変わる現代社会の非情さ、観る側の視点で色んな捉え方が出来る、そんなメッセージ性の詰まった作品です。
