エベレスト。
なんて雄大で、強大で、恐ろしい、けど美しい。人間なんて、自然の前ではちっちゃな存在。そんな風に思いながらも、それでもエベレスト登頂を目指したいとおもってしまう何かがこの山にはある気がする。
過酷です。
実話、そして、エベレスト登頂という観る前からある程度の想像はしていました。全神経を使って鑑賞しましたが、途中作品の中に入ってしまい、精神的にキツイ状態になりました。
それぐらい過酷です。
実話ベースということもあって、エンタメ的というよりは、細かいところまで描写がしてあります。
エベレストという山がどんなところなのか、子供の頃から、世界一高い山という簡単な情報でしか認識してなかった。自然の脅威という部分では、最大級なんじゃないかとさえ思わせる。
登頂の経緯、仲間との絆、チームワークの大切さ、家族の存在、実際、そこで何があったか、などの描写も見事です。鑑賞しているというより、チームの一人の様な感覚になりました。
映像は凄いです。景色が美しいです。ただ、圧倒されます。ただ、それだけではないです。それだけでは済まされないです。
なぜ山に登るのか?
そこに山があるから。