うっちぃ

追憶の森のうっちぃのレビュー・感想・評価

追憶の森(2015年製作の映画)
3.8
動機は、マシューマコノヒーの作品が観たいという理由で選んだ作品だったんですが、よかった。

ある男性が何かを決意して、辿り着いた場所が日本、青木ヶ原樹海。そこで出会う謎の男性、そして妻との回想。

観る前と、観た後で全然違うイメージになる作品が映画を観る面白さであり、それが醍醐味だったりするんですが、この作品もそう感じました。

ありきたりと言えばありきたりかもしれないので、捉え方は色々あると思うが、個人的には、全体的な流れも好きで、最後もそこまで悪い終わり方ではない。

特に、注目する点は、マシューマコノヒーとナオミワッツの演技。

どこにでもある日常を、時には優しく、時には感情的に演じていて、観ている側は、自分達にも置き換えて観ることが出来る。
特に、途中出てくる、マシューの泣きの演技には心奪われました。

ナオミワッツも、最初に出てくる表情と、後半のシーンで出てくる表情の違いがあって、何でそんなに違うかは観た人は分かるんですが、そういう作り方にこだわってる所もいい。

映像、音楽、全体的な構成、どこか神秘的で不思議な雰囲気の作品ですが、好きな作品です。やっぱりマシューはかっこいい!
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