動機は、マシューマコノヒーの作品が観たいという理由で選んだ作品だったんですが、よかった。
ある男性が何かを決意して、辿り着いた場所が日本、青木ヶ原樹海。そこで出会う謎の男性、そして妻との回想。
観る前と、観た後で全然違うイメージになる作品が映画を観る面白さであり、それが醍醐味だったりするんですが、この作品もそう感じました。
ありきたりと言えばありきたりかもしれないので、捉え方は色々あると思うが、個人的には、全体的な流れも好きで、最後もそこまで悪い終わり方ではない。
特に、注目する点は、マシューマコノヒーとナオミワッツの演技。
どこにでもある日常を、時には優しく、時には感情的に演じていて、観ている側は、自分達にも置き換えて観ることが出来る。
特に、途中出てくる、マシューの泣きの演技には心奪われました。
ナオミワッツも、最初に出てくる表情と、後半のシーンで出てくる表情の違いがあって、何でそんなに違うかは観た人は分かるんですが、そういう作り方にこだわってる所もいい。
映像、音楽、全体的な構成、どこか神秘的で不思議な雰囲気の作品ですが、好きな作品です。やっぱりマシューはかっこいい!