人気シリーズの一作目なだけあって、予想以上に面白かったです。邦画ホラーと違って元凶は幽霊ではなく(幽霊もいっぱい出てきますが)悪魔なので、家族におこる不気味な心霊現象で驚かせる前半と妻にとりついた悪魔を払うド派手なパワー系の後半でテイストが違っていて両方楽しめるお得感がありました。
ベッドの下、クローゼットの中、隠された地下室など本能的に恐怖を感じるスペースにまつわるびっくりがもれなく入っていて、驚かされるとわかっているのにやっぱり爆音で急に出てこられるとビクッとしてしまう。個人的には洋ホラーはじわじわと怖い、わけのわからない気持ち悪さを感じるようなものの方が好きな傾向にありますが、本作は珍しくびっくり系だけどちゃんと展開があって、ほどよいチープさとゾクッとさせる演出のうまさのバランスがいいなと思いました。
このシリーズはどんな順番で観たらいいのかわからなくて「アナベル」を観てからしばらく手をつけていませんでしたが、やっと一作目を観たのでここから次々とシリーズを追って鑑賞していくのが楽しみです。
