実在した連続殺人犯リチャード・ククリンスキーを題材にした映画。
家族が大事の子煩悩なマイホームパパ。殺し屋を生業にしながら家族だけには本当の仕事を完璧に隠し通してた。
収監された彼が後悔しているのは「家族を傷つけたこと」
いや…分かるけど何だろ…何かが大幅にズレた感覚。
そのせいで彼が懺悔しているシーンは観ていて居心地が悪かった。
彼が行ったとされる殺人や逮捕に至る経過は事実と差異(省略?)があるし、彼にフォーカスするなら様々な殺害方法や特に使っていた毒殺の描写が物足りない。
映画では連続殺人犯の面より、家庭人としての面を描きたかったのかなと思う。
シリアルキラーの自伝物として興味深くみたけど、多少美化している印象も受けた。
結果的にマフィアに便利に使われただけの彼が哀れだけど共感も同情もわかなかった。