相変わらず邦画ともハリウッドともヨーロッパとも方程式の全く異なる映画。だがもう慣れた。リアリティーなどどうでもよいと言わんばかりのCG然としたCGも、大袈裟かつ超わかりやす過ぎて笑える音楽も、どこまで真剣なんだか全く意味不明のニヤニヤ笑いも、もうちょっとうまくごまかしたら?と言いたくなるアフレコも、もう全部慣れた。だからというワケでもないが、無茶苦茶バカバカしくて無茶苦茶面白い。一つだけ難を言わせてもらえば、いくら気の毒な境遇とはいえ、なかなかハエには感情移入できませんわ。いや、待てよ。作り手達は端から感情移入などさせようと思っていないのかもしれない。お薦め。