少年は、病んでいる幼い弟を救うため、薬局へ強盗へ。
中身を問わず荷物を運ぶ運送屋は、逃走中の男を助けたためにギャングたちのターゲットに。
2人の秘密捜査官は、テロリストの拷問に度を超す始末。
ホームレスは、食料欲しさから…
要は群像劇である。
主演クラスにウォーケン、スレーターと大物がクレジットされているが、ウォーケンはホームレス役、スレーターは秘密捜査官Aくらいの待遇(笑)なので、二人目当てで観ると不満かも(^-^;ウォーケンはけっこう出演するが、スレーターはちょい役(苦笑)
同じ時間を複数の視点で繰り返す、『バンテージポイント』『桐島、部活辞めるってよ』系統。
ただし、原題にもあるとおり、物語の鍵を握る影の主人公はフュー(ティオーネ)という黒人少女(*^^*)
ジャンルはドラマのため、アクションはほぼない。若干のサスペンス要素はあるが。
見所はというと、個性的な登場人物群とセリフの掛け合い、特殊なカメラワークと構図に音楽♪
深読みすれば、宗教、銃問題、拷問、ホワイトトラッシュなど隠れテーマはあるが。
終盤「フュー編」開始とともに彼女のとった言動で(ほぼ)全員の未来ががらりと変わる『ラン・ローラ・ラン』展開へと(゜ロ゜;
スタイリッシュさとセリフが売りなんで、タランティーノ映画みたいなのが好きな方はそれなりに楽しめるかも(^o^)
ごちゃごちゃが嫌い、アクションが好き!という方はスルーが賢明かも(*^^*)