矢吹健を称える会

るろうに剣心 伝説の最期編の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

2.0
 物凄く珍奇な物語になっていて困惑。戦艦沈めなかったせいだと思う(ラスト、軍の砲撃で壊すというのも……それできるならそんなに脅威でもなかったのでは……)。そんで「サムライたちに敬礼!」だって。明治期にお前それは……アホみたいな終わり方させないでほしい。

 「距離感」がハチャメチャである。東京・京都間を、新幹線でも通っているかのように一瞬で移動する。伊勢谷友介はさあ、京都にいたわけでしょ。しかも満身創痍ですよ。それが浦賀(神奈川)で行われるラストバトルに突然参加するのおかしいだろ。っていうか今作の蒼紫さんはただの狂人なので、参加それ自体がすごく変に見えるのだが。
 あと福山雅治どこに住んでんだよ。

 「十本刀」の扱いもひどいが、まあ前作で4人か5人ちょっとしかまともに紹介できてなかった時点で常識的に考えて無理だろう。匙を投げるのは仕方ないと思うが、滝藤賢一にあのテンションの演技をさせて良しとするセンスは理解しがたい。藤原竜也の哄笑は良い。