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ゴースト・スクールのswansongのレビュー・感想・評価

ゴースト・スクール(2012年製作の映画)
3.9
「不良少年」に「さわやかスポーツマン」に「眼鏡っ娘の優等生」 …
図書室で反省文を書くよう命じられた、 服装も性格もバラバラな5人の高校生たち。
実は彼らの正体は…

いっぽう、 そんなハイスクールにやって来た新任教師には、 「死んだ人が見えるんだ」 …って、 おいおい!ww

「シックス・センス」×「ブレックファスト・クラブ」×「ゴースト」!
これは予想外の拾いものでした♪

キラキラと個性豊かな生徒たち、
気は弱いけど優しく美しい校長先生、
憎まれ役を一手に引き受けるPTA会長、
ダメ男だけど生徒思いの新任教師 …

学園ドラマのツボを押さえたキャラクターの配置が絶妙ですね。

しかもコンパクトな尺のなかで、 登場人物ほぼ全員が「自分と向き合い、 成長して1歩前へ踏み出す」という、 観ていて気持ちの良い物語です。

ところで、 この映画のランニングタイムは90分弱ですが、 「101分」という表記をあちこちで見かけますね。
ひょっとしたら私たちが観ているのは、 短く編集されたヴァージョンなのかも知れません。
登場人物の心境の変化にところどころ粗さを感じるのは、 そのせいなのかな…

でもそんな細かいことは、 終盤のあるキャラクターの熱唱シーンの素晴らしさに免じて忘れてしまいましょう♪

とにかくこれは愛すべきB級映画ですよ!

2020ー20
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