haru

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴのharuのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

苦手な「スタイリッシュ」映画。

ネガティブロマンチストのアダム。
何世紀も生き抜いてきたとは思えないくらいのネガティブ思考の持ち主で、
ウジウジウジウジ、正直めんどくさい男。
しかしそこから素晴らしい音楽を生み出すので、キャラも才能のうちか?
そんな彼を支える妻のイヴ。賢く美しく、時には夫の後ろ向き発言を叱咤。完全に夫を操縦する姉さん女房。
演じるティルダはとにかく人間以外の役がピッタリ。

ストーリーは大したことなし。
イヴの妹エヴァが出てくるまでが長い。ミアは自由な妹キャラは良いけど、ピチピチしすぎてヴァンパイアに見えない。というかこの二人、姉妹というより完全に母娘。

近年の流行なのか、最近のヴァンパイアは直接ガブっと血を吸わない。今回は死体の処理が面倒とのこと。ゾンビ(=人間)とは距離を置き、芸術を愛し、自分たちの世界で生きている。
いろんなジャンルの音楽など様々な時代の芸術に触れられるので、好きな人は絶対ハマる。

とはいえオシャレで上品な彼らも、ラストで死が迫ると、本能が目覚めます。

ダメよアダム、もう15世紀じゃないのよ

直接ガブっ!は15世紀まで。
イマドキの正しい血液の飲み方は、グラスに注いでオシャレにたしなむ。これ常識。
※ただし緊急時は除く
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