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ラストベガスのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

ラストベガス(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



色ボケジジイ×病弱ギャンブラージジイ×堅物ジジイ×新郎ジジイ…ジジイたちのキャラクターが最高!4人組の篤い友情も最高!最高最強な“無敵の4人組”に乾杯!!/(→そんな4人組出会い、4人組に魅了されていく人々もまた素敵!)/若さを失わないジジイたちの独身お別れパーティーまでの間の弾き交々がやんちゃで 楽しくて 素敵…!/老齢故の様々な困難はあれども、少年心失わずに若くいられることって素敵!/老人をなめるな!人生経験の豊富さによる懐のデカさとか 安定感とか トラブル解決力とか…は流石!/開放感 自由さ 自己限定しないこと 多様性を否定せず受け入れる懐のデカさとかノリの良さ(かつ自分のペースを大事にすること) etc…の大切さ!/相手のためを想った行動が 逆に相手やその他の人を傷つけてしまうこともあるという人生の苦しみ哀しみ辛さ…とか、恋愛感情or真の愛…とか…/真の愛ある厳しいアドバイスをしてくれる友人、どんな時でも“俺たちがついてる”と言ってくれる友人はまさに宝!/“誠意と愛ほど深い者はない(悪党の友情は除く)”/未来への明るい展望を描き、希望を抱き続けられるとこも素敵!/かっこいい別れ…からの小ボケお茶目展開も素敵笑/58年後→58日後/大調和展開…?ハッピーエンド!最高!!






“フラットブッシュ4人組”
→58年後
フロリダ州(“フロリダは高齢者が多い”) サム(=“タコ”):水中フィットネスクラブ(高齢者向けにて 水中で揺れるシワシワのヒップ→ヒザにいいけど心がボロボロになる/耳の遠い奴らばかりのため、隣のご婦人に“垂れパイを踏んだ?”とか言っちゃってもセーフ/生きてるか心配になるようなシニアも…)//去年は人工股関節、今年はヒザの不具合にて(来年はタマ…?)/

ニュージャージー州 アーチー(=病み上がり):息子夫婦&可愛い孫と同居/息子の過剰な心配(重いものは禁止/発作持ち/薬の時間にアラームが鳴る、冷蔵庫に時間表/タバコも酒も禁止/etc…)/(真に愛ある心配でなければ(“もう発作は困る”の言葉に現れる息子本心(自己保身 自己愛からの心配)…?)、相手を苦しめるだけでは…?)/2度の離婚経験有り/

ニューヨーク州 パディ(=“気難し屋”)&ソフィ:男寡に蛆が湧いたような生活(妻が亡くなって一年が経ち…/隣人からの親切(隣人女性からのポテトとネギのスープのお裾分け(→バッドで武装)/(“ネギが臭いけど喜んだフリを”との隣人女性の愛嬌が可愛い)/自身の祖母との仲を取り持とうとコンサートに誘ったり…)を素直に感謝して受け取ることもできず…(玄関先にて“君は可愛い 料理以外は最高だ”とか、“提案だが男を見つけて君が婆さんの花婿にしろ”とか冷たい対応/(後日談“ウザいが料理はウマい”))/(→他者からの愛を拒み 自分の心をどんどん狭くし 自分で自分を不幸に追い込んでる感…)//病的なまでに亡き妻の写真だらけの部屋に独り…/

カリフォルニア州 ビリー(=新郎):元同僚の葬式でのスピーチにて娘のような年の恋人(32)にプロポーズ(→恋人からの答えはyes!故人には“30年後に会おう”と別れを告げ…/婚約パーティーにて“娘は君が死ぬ前にと”との恋人父からの皮肉がグサリとくる…)/棚の奥の大事なボトル(“ノーブル・スタッグ”)/


3人(“気難し屋”を除く)の電話トーク:
まずは体の具合の確認/退屈なホームパーティーに連れてこられて洗面所の棚を探索中だったタコ(ヤバい代物も発見/“夕食会なのにまだ4時だ 早く帰らないと棚の薬を全部飲んじまう”)/セレブ主婦の罵り合いを見てた病弱/“大事な話”と言えばすぐに死ぬ話(ガンとか前立腺とか…)に結びついちゃう/娘っ子(32)との結婚を知らせる(“俺の痔も32歳”…笑)も、年齢を鑑みると思いやりゆえに素直に祝福できず…(“彼女が俺の年になる時俺は…”→“死んでる”とか、“この年でまた苦労を?”とか…)/元同僚の葬式でプロポーズした件について絶句/ラスベガスで内輪の式を取り行う予定とのことで…(前夜パーティーはしない予定だったけど、2人の強い勧めにより決行決定!(金曜:移動→土曜:前夜パーティー→日曜:挙式))/無敵の4人組の再会にワクワク♪(“今や俺を嫌ってるが奴(気難し屋)も呼ばなきゃ”との新郎の心が素敵…!)


→お互い家族との交渉へ…:
・超協力的なタコ妻(駅までの送り迎え/レンタカーの予約/“ベガスで開けて”と手渡した手紙には“隠し通してね”のメッセージと貼り付けたコンドームとバイアグラ(“どこでゴムを?”→“質問はそこ?薬局よ”…笑)/夫に生気がなく 目が死んでて 在住地に飽きてることを心配し、火遊びで戻るなら元に戻ってほしいとの妻の愛が素敵すぎる…(“でも何があったかは一生言わないで”がまたいじらしくていい…♡)/躊躇する夫を“行きなさい!”“愛してるわ”と送り出し…(良き妻を持ったタコは本当に果報者!)/妻公認の火遊びを目前にそりゃ小躍りしちゃう笑)
・巧みな嘘とお見事な演技力で息子を退ける病み上がり
(クソ暑い中ベッドにすっぽり、寝小便してしまったため1人で処理したいとの巧みな嘘→ベッドの下ではベガス行きの準備万端、“月曜まで教会の修養会へ 心配無用”の置き手紙、意を決していざ窓から脱出(地面近っ笑)!)
・タコ×病み上がり 久しぶりの再会…:迎えに来たタコだがレンタカーだから勝手がわからず(トランク開けるつもりがバンパー開けちゃったり…)笑/“元気そうだ”→“嘘つけ”…笑
・タコ×病み上がり 気難し屋の説得へ…:“来ない”に100ドル賭けるタコに、“来させるさ ビリーに受けた恩を返そう”との病み上がり…不可能と思える事案をなんとしても実現しようとする報恩の思いが素敵!そしてその愛の思いは必ず実現する!/過去のネチネチの新郎とのしがらみを持ち出す気難し屋に“過去は忘れろ”とのタコ…それすごく大事なこと!/“アホな帽子だ”とハンチング帽子をバカにされながら断られ、“帽子に罪はない 悪く言うな”とのタコ…笑/病み上がりの戦術?(車待機→息も絶え絶えに現れ(仮病)、ベガス行きを懇願)がnice!お見事な演技力再び!笑


→タコ×病み上がり×気難し屋でベガスへ…:気難し屋の新郎に対する恨みつらみは相当根深い…?(4時間のフライト中ずっと新郎を批判したり 絶対に口を聞かないと宣言したり…)

→4人組の再会…:新郎の増毛疑惑(タコ:“どこから毛を持ってきた?”→病み上がり:“尻さ”→2人で頷き合う…笑)/家に帰ろうとする気難し屋と新郎の揉め揉め…(“謝ったろ”だの“許さんね”だの…まさに駄々っ子)/→2人を仲裁する病み上がり((※血圧に注意)/“4人組の復活をお前たちが一番願ってる”と2人の深層心理を説き、“仲良くできないならこの俺が許さん”との兄貴肌を見せる)が素敵!(…からの“薬を飲んでくる その後パーティ開始だ”は笑)


・ホテルの予約トラブル:改装のため閉鎖中 来年新装オープン/タコと病み上がりの責任の押し付け合い(またもタコの帽子いじり笑)/気難し屋の嫌味 (“トイレに行ってくる あればな”…笑)etc…

・→…からのバーにて魅力的な熟女シンガーとの運命的な出会い…!:(旅にトラブルはつきもので、それが旅に味を出す!これだから人生は分からない!まさに神仕組み!)/ちょっと卑屈な…?熟女ゆえの陰りのある…?熟女シンガー(拍手喝采に“嬉しいけど娯楽のない町から来たのね”“ウエートレスにチップを 感激で卒倒するわ”とか “ウケてくれたから私がおごらなきゃ”とか…)…哀愁漂うジョークが切ない…/タコの先制攻撃!→“エッチは上手なの?”との熟女シンガーの返しがお見事!→“覚えてない”とのタコの正直さも最高!笑/サファイア・マティーニ(氷なし)/酒禁止のはずの病み上がりも“俺は大酒飲みだ”と参戦/“(思ったより小柄な)白馬の王子様”として気難し屋登場/明らかになる気難し屋と新郎の過去のトラブル…(気難し屋の新郎に対するクズ呼ばわり→“彼はクズ?”とのタコ&病み上がりに対する熟女シンガーの問いかけ→“微妙なとこ”…笑/気難し屋主張:幼なじみなのに妻の葬式に来ず、“ご愁傷様”って花だけだった→新郎主張:語弊あり…?)/不穏な空気の漂う場の収め方が素敵すぎる熟女シンガー(その場を去ろうとする気難し屋に“(新郎は)クズね”“私1人に相手をさせる気?この“酒浸り”と“浮気者”と“クズ”の”→“初の老人会主催独身お別れパーティーと 私の歌を聴いてくれた唯一のグループに”と乾杯)…色々と上手い!/“相手の目を見なきゃ乾杯じゃないと”と新郎を見つめる熟女シンガー、ドキッ♡感ある新郎…danger!/新郎の式場のホテルでカジノ勝利経験のある熟女シンガー

→みんなで挙式予定のホテルへ!:移動風景が笑(熟女シンガーへのタクシーにギッチギチのときの配慮とか 徒歩移動中にアプローチとか…にモロ惚れ感丸出しな気難し屋/道行くセクシー娘たちに目を奪われちゃったり…/タコはセクシーブロマイドを渡された“地図?”と惚けてみたり…→戻ってきてまで何枚かもらっちゃう笑)/ホテルに到着してからの新婦を小馬鹿にしたようなブラックジョークがキツめ…/“皆の奮闘リポートを楽しみにしてる”との新郎の号令により一旦散開…





皆の奮闘リポート
・気難し屋×熟女シンガー:ハズレなしのルーレット(1ドル)でビュッフェの5ドル引き件をゲット!/→賭け事は金の無駄だとを嫌う気難し屋だったけど、“やったわ!人生が変わった瞬間よ”と大袈裟に喜んでみせたりして盛り上げ上手な熟女シンガーが素敵!/→2人でビュッフェに行くかも…?…だったけど熟女シンガーは新郎のチャペル視察の付き添いに…(自力で行こうとする新郎に“ほっとけない”との熟女シンガー…その心やいかに…?)残念そうな表情の気難し屋が切ない…
・病み上がり:ギャンブルに覚醒!(ジジイ連中を馬鹿にした横柄な態度の若者2人組/ひと時の“仮出所”を目いっぱい楽しむために貯金の半分を引き出してきたとの張り切りっぷり//止めなきゃヤバい状態(気難し屋が止めるのも聞かず…)に…→大勝ち(1万5000ドルが10万に!)にて退散!(大損に焦るホテル側…笑)…“十分だ”との身の引き際の良さ、足ることを知る心を持ってるとこが流石!/息子からの電話を上手く?かわし…(教会の修養会にいることになってるため、電話越しで息子に聞こえちゃったカジノの歓声については“あの声は…聖霊が取り憑いてる ハレルヤ!”“もう切るよ 聖霊が帰るのを止めなきゃ”と誤魔化し…&タコの後方支援…笑))
・タコ:バーで素敵な…?出逢い笑(“ポケットのゴムが出番を待ってる”と離脱/病み上がりからのアドバイス(“メガネを外せ 若く見える”(嘘))を素直に実行する純粋さ素直さがチャーミング笑/ジントニックを注文しターゲットを探索…/“なんちゃってマドンナ(ショーガール/妻帯者/デカい/“オカ…ホカならぬニューヨーカー?”→“隣(ニュージャージー)よ”/“お説教はゴメンよ((パパ・ドント・ブリーチ)…マドンナの歌)”)”との出逢い♡/→性転換手術トーク(回復まで12週間もかかる大変さとか…)笑)
・新郎×熟女シンガー:チャペル見学にて なーんかいい雰囲気…♡?(チャペルで神父(自称“カップルを見るだけで“本物の愛”か分かる”)にフィアンセと勘違いされちゃったり…(→“母です”との嘘が辛い…)/お見送り中の歩きながらのトーク(熟女シンガーの身の上話:アトランタ出身/以前は税理士をしてた/元夫がロクデナシだったから1人で娘を育てた/数ヶ月前リストラに遭い 虚しくなって、自分の本当にやりたいことを自問自答し “歌うこと”という答えを得て ベガスへ…真に自分の魂が求めるものに気づくこととか、それを行動に移す実行力 決断力 勇気 etc…が素晴らしい!/→現在はホテルの税務相談に乗って歌う場をもらってる)とか…)からのちょっと切ないお別れ(タクシーに乗車し 去り際に“あなたちょっとうぬぼれすぎね”とのアドバイスと“結婚おめでとう!またね クズ男”との熟女シンガー→切ない表情で見送り…ベイビーからの電話に表情がパッとしない新郎…danger!)…






→ベガスの主みたいな新郎に迎えられプールへ…!:ビキニ美女に目を奪われ“たまげた”とか言っちゃう病み上がりとか…ビキニ・コンテストの審査員にノリノリで立候補したりしちゃうタコとか(→ 司会者を買収し、4人で“世界最高と審査員”に…笑/ホットな候補者たちに10点連発!/7点をつけた気難し屋の頭はたいたり…笑(後に語られた“若すぎだ”との理由がまさに“気難し屋”)/アホな帽子にドリンクのストローぶら下がっちゃったり…笑/ダイナマイトなババア候補者サイコー!笑/インタビュー(ゴム持参アピールのタコ(→“お盛んです”笑)/気難し屋(“大物さん”)には特別に“ナニ(司会者のホットパンツ姿での腰振りを最前列で見せられる…笑)”のご用意が…→0点判定…笑))…最高にチャーミング!/


→大損回収のために動き出すホテル側…:“損失を少しでも回収したくてお部屋(“ペントハウス・ヴィラ”…ベガスで最高のスイート/寝室4つ、バーやキッチンも完備)を用意しました”との交渉…銭ゲバ丸出しだけど正直さは見上げたもの笑/(“お姫様になった気分”…笑)/4人の専任世話係を務めることに不満気なホテルマン(大スターのセレブがキャンセルになったとのことで、担当すると女のおこぼれがもらえるのに…という自己中な不満が一流ホテルのホテルマンとして最低最悪…そしてまた 欲望丸出しだけどその正直さは見上げたもの笑)/嫌味なホテルマン(“(ナイトクラブについて)盛り上がる11時頃起こします?”とのジジイを小馬鹿にしたようなホテルマンの嫌味(→“起きてるから勝手に行くよ”とか“夜中のほうが絶好調だ”との返しがnice!)/ハイテクな設備に不慣れなジジイたちに 電子パネルによる操作を見せて“カーテンも音楽も照明も操作可能 白黒じゃないTVも”)/新郎が持参した例の棚の奥の大事なボトル(“ノーブル・スタッグ”)を前に盛り上がるタコと病み上がり!→またもや新郎に突っかかる気難し屋…相当な恨みつらみっぷり…、皆んなの楽しい週末を台無しにして 皆んなを批判して…新郎への恨み心で 新郎以外をも自分自身をも不幸にしてしまっていることに気づき 相手を許す心(と自分を許す心も)を持つべき!/重い空気漂う中、タコの“昼寝の時間”(ナイトクラブ参戦のため?)とその場を去る軽さがある意味救いかも…笑





→ナイトクラブへ…:






老齢特有の?トークが哀しくもちょっと笑えちゃったり、色々と思うとこありつつもやっぱり友情が強いとことか…素敵!

どんなに歳を取っても相手を許すって難しい…けど、それを越える仲間の愛って素晴らしい!
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