このレビューはネタバレを含みます
「1984」①
“過去を支配する者は未来を支配する”
“INGSOC(イングソック イングランド社会主義)”
洗脳的映像/熱狂的狂信的民衆/頭上で手をクロス/“B”/
☆
Chapter2
“思考犯罪は死だ 死を招くのではなく思考犯罪そのものが死だ”“思考しただけで罪なのだ”
秘密の手記より…
(“1984年4月4日”/“過去または未来に向けて記す 思考が自由な時代へ(from“思考警察の時代”“私という死者から挨拶を送る”))
朝の体操
(監視社会/個を蔑ろにし データのみに基づく矯正…?強制…?)
布告
数値…数値…数値…
チョコレート
“倍超”
ジンでも飲まなきゃやってらんない
絞首刑
“この話し方も2050年には誰も理解できなくなる”
“連中(プロレタリア)は動物だ”
”(肉が1つも入ってないシチューについて)見かけは肉 味も肉だけど肉じゃない”
→“倍超うまいけどね”
(“私には濃すぎる”)
“テレスクリーン”
秘密の手記より…
(3年前の暗い夜の出来事について(in プロール地区)/娼婦(2ドル/若い顔に濃い化粧/“死んだ昆虫と安香水のにおい”)との出会い)
☆
Chapter3
布告
“思考犯”…?公開処刑的罪の告白
(破壊工作/党の資金の着服/軍事機密の売り渡し/“ユーレシア政府”に買収される/性的倒錯/“平和省”における地位を利用し 同盟国(“イーステジア”)を騙す/有害書籍や麻薬を使い青少年を堕落させた/(全ての罪を認めた上で 党首への絶対の愛))
“大きな栗の木の下で 私は君を売り 君は私を売った”
荒廃した街並み…秩序なき人々…
老紳士が営む雑貨店にて
以前にも来店した(カミソリの刃やノートを購入した)店
“美しい品”
(100年以上前の物/4ドル/水晶玉の中に珊瑚…?)
→購入
→2階の部屋へ案内され…
店主の不幸な身の上
妻が死んで家具売っている
美しいベッド(※虫を駆除できれば)
古い版画
(壁に固定した金具は取り外し可能/戦果の中残った品/裁判所の前の博物館/)
“昔の歌(“オレンジとレモン 聖クレマンの鐘が鳴る”)”
布告
“戦争は平和なり”
“自由は隷従なり”
“無知は力なり”
“性(オルガズム)に対する意志の力の勝利”
幼少期のショッキングな回想
ヘリによる監視体制
熱い視線を送っていた女性(“ポルノ課”勤務)との接触
→愛の告白の文も…焼却…
最低の情操教育環境
絞首刑の様子が公共の電波に乗り…放映され…それを視聴してしまう子供たち…
捕虜に対する民衆の“殺せ!”“憎め!”コール
銃殺映像に拍手喝采
こっそりひっそり秘密のやりとり
小さな手紙
(※読んだら破棄せねばならない)
廃線みたいな駅
“ハイキング班”
電車内で軍歌を歌う少年少女
苦虫を噛み潰したような表情の他乗客たち
☆
Chapter4
秘密の逢瀬
灰色ばっかりの景色から緑美しき景色へ
“夢だ”
安全な森の中で…
(女性は何百回も党員(※党内局員連中ではない…よく誘われるが嫌悪している)との経験あり)
“純粋さや善良さは嫌いだ 美徳とされるものも”“皆 堕落すべきだ”
→“私はあなた向きね 芯まで堕落してる”
哀しみに満ちた共感
性の快楽によるその場凌ぎな虚しく哀しい慰め
“次は闇のない所で会うか”
集会
“神経学上の大発見”について
オルガズムの根絶
人工授精
科学技術による思考矯正
家族という概念の否定
人間機械説的な考え方
党に従順なロボットみたいな人間を作り出そうとしている…?
人工授精の導入+オルガズムの中性化→家族自体の陳腐化 概念化も不可能に
拍手喝采
雑貨店にて…
店主の不幸な身の上に同情し 部屋を借りることに…?
秘密の逢瀬
“本物”の品々
砂糖(サッカリンでない)/白パン/ジャム/牛乳/コーヒー/紅茶
窓辺から眺める洗濯をする女性の歌う歌
“あの歌…機械が作った歌なのに美しい”
美しいワンピースに身を包み お化粧もした女性
“昔はこれが日常だったのか”
秘密の手記より…
“真実があり 非真実がある”
“自由とは“2プラス2は4”と言える自由である それが許されれば他の全ての自由が続く”
酒瓶の顔写真を爪で削る
待望の…!
才能が認め 生かしてくれる貴人との出会い
“タイムズ”での新語法についての記事について“文章に気品がある”との意見
※ただし厳しいチェックあり
廃語への厳重なチェック
最新版の“新語法辞典(第10版)”を譲ってくれることに
“新しい工夫で進歩がある”
☆
Chapter5
秘密の逢瀬
時計を読めるか否か
部屋でもホステルでも消灯時間あり
“美しい品”について
“古い歴史の名残り”
“100年前からの伝言”
“オレンジとレモンと鐘が言う”
→“3ファージング貸しだと鐘が言う”
“手遅れになる前にもう会わないのが一番だ”
“運は続かない”
“私と距離を置けば生きられる”
→“私はあなたと一緒”とキス “私はうまく生きるわ”
若く正常で純粋に見える女性
危険を伴う逢瀬
次に会えるのは数週後…?
不自由だらけの中での“愛してる”
“(レジスタンスの存在の有無について)本当なんてないわ”
爆撃
秘密の手記より…
“全て霧に消える”
“過去は消され忘れられる”
“偽りが真実になり また偽りになる”
緑の大地
←記憶の扉…?
母の夢に涙
貧困
戦争中
党ができる前
妹が持っていたチョコレートを奪って逃走
“分かっていたけど我慢できなかった”
何時間か後に家に戻ると母と妹はおらず…
ネズミうじゃうじゃ…
その後会ってない
ちょくちょく蘇る幼少期の記憶の真実
辛すぎる過去の心の痛み
幼少期故の小さな罪が心に深い傷を残すことに…
“生きている事より人間である事が大切だ”
“裏切り”と“自白”と“感情”
自白=強制される/皆話す/逆らえない
裏切り→感情(≠自白)
“私が感情を変えられて君を愛さなくなったら それが裏切りだ”
“あり得ないわ”
“彼らにもムリ”
“あなたを拷問して何か言わせても気持ちは変えられない”
“心の中には入り込めないわ”
貴人に会いに…
エレベーター同乗者(秘書?)の冷血漢感…ロボットみたいな無感情感…
布告
最新の陰謀に関わった者たち
党外局員の識別番号
(→マイナンバー…?)
所属
記録局/生産省病院課/真理省記録局/真理省ポルノ課/真理省ニュース課/生産省軽産業課/生産省女性課/
“倍超”
☆
Chapter6
集会
熱狂の“B!”コール
1週間後に広場において決意を示すことを宣言
(党と国を脅かす者に知らしめるために 敵側捕虜を公開処刑(絞首刑 引き裂き刑 四つ裂き刑で)すること)
はためく旗
黒地に赤字のV
握手する白黒の手
最悪な(…かつ悲しい真実をも含む)読み聞かせ
“二重思考の原理によれば戦争は真実でなくても勝たなくても構わない”
“戦争の目的は勝つ事でなく継続させる事だ”
“近代戦の本質は労働力の所産の破壊だ”
“階級社会の成立には貧困と無知が不可欠となる”
“戦争は社会の飢餓を維持するために計画される”
“戦争は支配階級が民衆に対して行ない 目的は相手国に勝つ事でなく不変の社会構造の維持にある”
“真実と非真実がある”
“少数派が異常とは限らない”
愛する人の胸に抱かれて眠る女性の美しい寝顔
目覚めて“お腹が空いたわ コーヒをいれるわね”
…真実の負の側面が見えていない女性の純真無垢な心が…心苦しい…
→笑顔と複雑な感情を抱えたような表情
窓辺から眺める洗濯物をする女性
…本当に美しいものとは…?
愛し合う2人に突然訪れる終止符
情け容赦のないの制裁
雑貨店店主の正体
☆
Chapter7
☆
Chapter8
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まさにディストピア
間違った思想
→それに基づく間違った革命運動 民衆への煽り
思考停止し 衆愚と化した人々
“思考警察”
自由に思考できないこと=死
無個性化
配給制
(カミソリの供給すら不自由(6週間も使ってる強者も…)/食事…というより給餌…?/統一された服装/チョコレートの配給(配給量が週25グラムに増量されるとの一報に拍手喝采)/)
“新語法(ニュー・スピーク)委員会”
科学万能主義に基づく 人間としての情緒の無さ(麻痺…?) 潤いのなさ 思考停止
(“形容詞はムダだらけだ”/“科学の進歩に合わせて減らしていく”/“言葉の破壊は美しい”/思考せず 頭を使わずに直感で話せること言葉が口から出ることをよしとする者も…)
間違った指導者と衆愚が招く悲劇
未来への希望を持てない社会
暗く絶望に満ちた社会
荒廃した街並み 人の心
完全管理社会
ヘリによる監視体制
(→AIやドローンによる現代の監視社会体制)
真に美しいもの(純粋さ 善良さ 美徳)を美しいものとできず、逆に憎んでしまうような社会
地に落ちたマスコミ
(嘘偽りに満ちた洗脳的報道…?/倫理観ゼロの最低な情操教育/実績を称賛するような報道のみを高らかに提示(※真偽不明…?不利な情報は隠蔽…?)/)
戦渦の阿鼻叫喚